Juno Reactor Live / Audio Experience

友達の某売れっ子ビジュアル系バンドのリーダーを前日に誘い、リハがあったのを半ば無理矢理連れ出して行って参りましたよ。



前座のライヴ、DJ の後、てっきりアンコール含めて1時間半くらいかと思いきや、なんと2時間半の長丁場。
終わった頃には11時過ぎ、正直終電がギリギリでした。
まぁ、そんだけ盛り上がってたってことです。
わたくしも、終わった頃にはヘトヘトでしたのことよ。
bpm140以上の曲に付いていけないってあたりに自らのトシを感じるものの、やっぱりあのヨーロッパ的グルーヴ感は素晴らしい。
ミニマルテクノなトライバルとはまたひと味違う、ロッキンなトライバル感にもーメロメロでした。
つか、トライバルはトライバルでも、トランスはループの尺が長いんだよね。
2小節とか4小節とかの長い尺でグルーヴが展開されるから、その起伏が聴いててすげぇ気持ちいい。


いやいや、クラブ系の音を聴くのは久々なので、ホント良かったですわ。
PA が最悪だったのはとりあえず置いといてな。PA については↓で)

Betta Frash ライヴ

余談ですが、↑の本来僕のお目当ては Juno ではなく、前座で出る ZUNTATA の TAMAYO 女史だったりしました。
TAMAYO 女史が生で見られるってことで、Juno に捧げた青春を思い出す意味も兼ねて楽しみにしてたのです……が。


   いやいや、それじゃダメだって TAMAYO 姉さん!!


まず、PA が最悪なのは TAMAYO 姉さんのせいではないにしても、ここはジャズのライヴハウスじゃないんだって。
あと、これもある程度予想はしてたことだけど、やはり TAMAYO の曲と客層も合ってない。
素直に RayCrisis とかあの頃の曲をメインでやってりゃいいのに……まぁ、それでも合わなかっただろうけど。
やっぱり、あのオバサンジャズ(いや、僕は好きですけどね)で Juno の前座は合わないでしょうに……。
でも、VJ でレイストームの映像とか出てきたのは、やっぱり燃えますねぇ。


で、PA は Juno になっても最悪で、ライヴ自体はカッコイイのに音の分離が最悪で音程が全く聞き取れない。
曲数が経過するにつけ、だんだん聴こえてきたとこを見ると、「リハやってねぇんじゃねぇか?」とも思いたくなる。
ちなみに卓は MIDAS だったので、少なくとも卓のせいじゃないわな。
……とはいえ、卓なんざ使う人間の技量でどうにでもなるモンだけどさ。
やっぱり、基本的にスタンディングを想定したスピーカー配置じゃねぇんだろうな。
ラインアレイも明らかに2階席に届くように向いてるし、そもそも地面にスピーカー生えてないって時点でクラブ系向きじゃない。
どう見ても、座って聴く用のスピーカー配置にしか見えないんですよね。
正面最前列が音響的に最悪ってのは、ライヴハウスとしてどうなんだろうなぁ……。

ダリ回顧展に行ってきましたよ。

「早めに行かなきゃ絶対混む」と思って……はいたのですが、なんか体が動かずに、結局着いたのは1時半とか。
で、その時点で15分待ち。
15時くらいに出たときには30分待ち超えてそうな雰囲気でした。
つーか、これは日本の美術館が狭すぎる上に、話題性で人を呼び過ぎなんですよね。
んっとにもぉ……そのせいで、ホントに見たい人間がすげぇ苦労するんだからなぁ……。


というワケで、個人的に一番見たかった「最後の晩餐」は無かったものの、「ミレーの《晩鐘》の考古学的記憶の増大」があったので良しとします。
あと、ダブルイメージと並ぶダリのもう一つの真骨頂、立体視も生でできたし。
こーゆーとき、ガキの頃に立体視できるようにしといてよかったと思いますね。
でも、周りで「一つのテーマで同じの描いたのかなぁ」とか言ってる人間がいたのはすげぇウザかったですけど。
で、個人的に一番気に入ったのはダリの最後の作品、「無題 燕の尾とチェロ」。
マチスといいダリといい、やっぱり最晩年の作品が一番シンプルで良いですよね。


とりあえず、年内にもう一度行こうと思ってます。
次は何年後か分からんしな。